
韓国の大手リゾート企業「大明ソノグループ(SONO GROUP)」による格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空の企業統合に対する公正取引委員会の審査が通過し、大明ソノは本格的に航空事業の経営に乗り出す。
大明ソノは、今月24日に開催予定のティーウェイ航空の臨時株主総会で、大明ソノグループのソ・ジュンヒョク会長をはじめとする新たな取締役を選任し、国土交通省による大株主適格性審査など残る許認可手続きを順次進める。
大明ソノによるティーウェイの経営権取得は、同グループが2月に持株会社ソノインターナショナルを通じてティーウェイホールディングスの親会社から株式を取得し、筆頭株主に躍り出てから約3カ月後のことだ。
当時、大明ソノは親会社保有のティーウェイ株5234万3999株(発行株式の46.26%)を約2500億ウォン(約280億円)で買収した。
企業統合審査は当初、資料の補完要求などで遅れがあったが、大明ソノが並行していたハイブリッド航空会社「エアプレミア」の買収から手を引き、ティーウェイ航空への集中を明確にしたことで審査は加速した。
5月には保有していたエアプレミア株22%をタイヤバンクに売却し、124億ウォンの売却益を確保した。
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