2025 年 8月 8日 (金)
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韓国大企業で「世代逆転」現象…50歳以上社員の割合、初めて20代を上回る

リーダスインデックスが提供した企業別年齢構成資料

韓国の大手企業で、50歳以上の高年齢層の従業員比率が30歳未満の若年層を初めて上回る「世代逆転」現象が現実のものとなった。新卒採用の縮小とベテラン社員の退職遅延により、企業の人材構造が著しく高齢化していることが背景にある。

韓国の企業分析機関リーダスインデックスが8月5日発表した調査結果によると、売り上げ上位500社のうち、2022年から年齢別人員構成を比較可能な124社の持続可能経営報告書を分析した結果、2024年には50歳以上の従業員比率が20代(30歳未満)を初めて上回った。

具体的には、2024年の30歳未満社員の割合は19.8%で、前年(21.0%)より1.2ポイント減少し、統計開始以来初めて20%を下回った。一方、50歳以上の割合は前年の19.5%から20.1%に上昇した。

30歳未満の従業員数は2022年の23万5923人(21.9%)から2023年には23万888人(21.0%)、2024年には22万1369人(19.8%)と、3年連続で減少している。一方、50歳以上の従業員は2022年の20万6040人(19.1%)から2023年に21万4098人(19.5%)、2024年には22万4438人(20.1%)と増加した。

さらに、30歳以上~50歳未満の中間層も、2022年には63万4716人(58.8%)だったが、2023年に65万769人(59.3%)、2024年には67万635人(60.1%)と毎年増加を続けている。

(c)news1

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