2025 年 10月 15日 (水)
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韓国国防相「北朝鮮の自爆型ドローン、まだ量産段階には至らず」

2025年10月13日、国会国防委員会の国政監査で議員の質問に答えるアン・ギュベク(安圭伯)国防相(c)news1

韓国のアン・ギュベク(安圭伯)国防相は10月13日、北朝鮮が朝鮮労働党創建80周年を記念して開催した軍事パレードで初めて公開した「無人戦術攻撃機(自爆ドローン)発射台」について、「まだ量産段階には至っていないと判断している」と明らかにした。

同日、国会国防委員会で野党「国民の力」のハン・ギホ議員が「北朝鮮は従来の“量的誇示”から脱し、実戦運用を意識した兵器体系を公開した」との評価を述べると、アン・ギュベク氏は「今回の閲兵式を慎重に分析中だ。無人機が実際に戦力化され量産されているのか、それとも誇示目的なのか、現時点では判断が難しい」と説明した。

北朝鮮は10月10日の閲兵式で、6機同時に発射可能な自爆型ドローン発射台を初めて披露した。北朝鮮は昨年からこの無人戦術攻撃機の開発を進めており、9月には完成型を初めて公開したばかりだった。

また北朝鮮は、同じ閲兵式で新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)20型」を「共和国最強の核戦略兵器体系」と称して登場させた。韓国を標的とする極超音速短距離弾道ミサイル(SRBM)「火星11マ」も同時に姿を現した。

これに対してアン・ギュベク氏は「火星20型や11マの性能・技術水準についてはまだ評価を下すのは早い。兵器の展示や誇示にどの程度の効果があるかは不明だが、引き続き追跡・分析を続けていく」と述べた。

(c)news1

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