韓国で昨年、国会に対する国民の信頼度が24.1%となり、前年より10ポイント以上下がったことがわかった。与野党が昨年の大統領選挙・地方選挙などで対立し、国会の信頼度下落につながったという指摘が出ている。検察、裁判所、警察に対する国民の信頼度も50%未満に下落した。
統計庁が24日発表した「2022韓国の社会指標」によると、昨年、韓国の政府機関の中で最も国民の信頼度の低い機関は国会(24.1%)だった。34.4%だった前年より10.3ポイント下落した。
時代精神研究所のオム・ギョンヨン所長は「昨年の大統領選挙と地方選挙を通じて与野党の交代が急激に進行した。その過程で対話がなくなり対峙が続いた。これが国会信頼度下落につながったのだろう」と話した。
国会のほか、検察(45.1%)、裁判所(47.7%)、警察(49.6%)も半分未満の信頼度しかなかった。3機関とも前年に比べ信頼度がそれぞれ5.0ポイント、3.6ポイント、5.7ポイントずつ下落している。
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