ソウルの延世(ヨンセ)大学新村(シンチョン)キャンパスの寮が崩れそうだという懸念が学生たちから相次いでいる。学校側は問題ないとしているが、学生たちの不安は高まるばかりで写真などの情報提供も相次いでいる。
大学生匿名コミュニティ「エブリタイム」によると、寮の利用者たちは21日、ドアとコンセントの間の壁にひびが入った写真を掲載し、懸念を示した。
ある利用者は「大学側が安全だと言うので3日ぶりに寮へ戻ったが、今ひびが入ったことを発見した」と話した。
別の利用者は、壁紙が破れてコンクリートにひびが入っているように見える写真を投稿した。
この寮では最近、地下1階のキッチンの床が浮き上がって冷蔵庫が傾いた写真などが拡散。消防署に「建物が崩壊する兆しがある」という通報が入ったこともある。
ただ、学校側は懸念を払拭するためにソウル市と合同点検を実施し「構造的な欠陥は発見されなかった」と結論付けた。
それでも寮生たちは「怖いから脱出する」「実家が地方なのでどこにも行けない」などと不安を訴えている。
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