
韓国各地で春の訪れが遅れ、春花祭りを主催する自治体が対応に追われている。
全羅南道光陽市によると、7日に開幕した「第24回光陽梅花祭り」の梅の開花率は10%未満で、前年の30~40%を大きく下回った。冬の厳しい寒さが影響し、梅やサンシュユの花が十分に咲いていない。同様に、1日に開幕した慶尚南道梁山の「院洞梅祭り」も「花のない花祭り」となり、全羅南道順天市は梅花祭りの日程を二度延期し、8日にようやく開幕した。
ソウルの桜祭りも気候の影響を受けている。一昨年は桜が散った後に祭りが開催され、昨年は冷え込みの影響でほとんど花が咲かないまま実施。今年も寒波や降雪で開花が遅れており、各自治体は日程調整に苦心している。
ソウルの「汝矣島春花祭り」を主催する永登浦区は、現時点で4月2日を開幕日としているが、気象状況を注視し、必要に応じて日程を前倒しする可能性がある。一方、「石村湖桜祭り」を開催する松坡区は、開花状況に関わらず4月2日に祭りを実施する方針で、桜以外の多様なイベントを盛り込んだ「総合フェスティバル」として開催する。
自治体の関係者は「気象条件の変化で開花時期の予測が年々難しくなっている」とし、春花祭りの開催日程をめぐる調整は今後も続くとみられる。
(c)news1

