韓国で最近、南京虫が各地に出没し、市民の衛生と健康を脅かしている。韓国の危害生物防除士はこのほど、news1の電話取材に「南京虫はどこでも頻繁に出現している」と話した。南京虫は駆除が最も難しい害虫で、悪名高いゴキブリよりも厄介なのだという。
この危険生物防除士によると、南京虫の駆除には集中的な消毒作業が必要で、消毒の注文は、海外で南京虫が寄生したまま帰国した人や、外国人労働者が居住する所からが全体の70~80%を占めるという。
大邱(テグ)広域市の啓明(ケミョン)大学では今月19日、寮のベッドのマットレスから見つかり、学校側は緊急防疫作業に追われた。見つかった部屋は英国籍の学生が使っていたという。
大学生たちが集まるオンラインコミュニティには「南京虫駆除のため天敵であるゴキブリを放そうか悩んだ」という書き込みも登場。投稿者は「アルコール消毒し、服をお湯でゆでた」という。
また、別の大学生は「南京虫は光を嫌うので隠れる。目に見えたらありがたいと考えたほうがいいくらいだ。見つけたら何度も消毒したり、すべて捨ててしまうぐらいの気構えがいる」と話した。
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