
韓国の医薬品・健康機能食品企業「RP Bio」が、韓国で初めて開発に成功した「Blister Jelly」の剤形(薬の形)が、日本の健康機能食品市場の需要を満たすものとして注目されている。
メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ヤンギュン記者の取材によると、「Blister Jelly」とは、ゼリー状の機能性サプリメント。RP BioはBlister Jellyの製造に関する技術特許を韓国で初めて保有した企業だ。
従来のゼリータイプのサプリメントの課題は、変質しやすい点にあった。Blister Jellyは変質を最小限に抑え、個別包装で携帯にも便利なため、どこでも簡単に摂取できる。RP Bioは2024年にBlister Jelly製造技術を応用した「オメガ3Blister Jelly」を発売した。
Blister Jelly技術は、剤形の変化を超え、革新的な製造方法によってESG競争力の強化要素であるとRP Bioは説明している。
中でも「特殊Emulsion」技術が代表格だ。これは、特殊な天然乳化剤や親水性の抗酸化複合体を使用した特許製法で、光や酸素などに弱い有効成分の酸化を防ぎ、色・味・香り・含有量などの維持に効果的である。

また、RP BioはBlister Jellyの製造において、脂溶性成分の吸収を助ける「Emulsion」技術を適用しており、これによって従来のソフトカプセルよりも体内吸収率を改善した。ヨーロッパ脂質科学技術学会誌によると、EPAやDHAのバイオアベイラビリティは、ソフトジェル形態に比べて104%向上したことが示されている。
何より、製造の効率性を最大化した点も際立っている。RP BioはBlister Jelly製品を「ワンストップ」製造で生産しており、経済的だと述べている。
さらに「Alu-Aluブリスター」包装もRP Bioの特徴の一つだ。
この包装は、柔軟性・耐久性・軽量性を兼ね備えた経済的な包装ソリューションとして知られている。光・酸素・湿気からサプリメントを保護する効果が高く、製品の安全性を確保するのに効果的だ。これとあわせて、個別に包装されたスマートパッケージングソリューションも、薬の服用順守度を高める効果があるとされている。
RP Bioは、Blister Jelly技術を応用したさまざまな健康機能食品を日本市場に展開する。同社関係者は「オメガ3で成功的な第一歩を踏み出したBlister Jelly技術は、今後ルテイン・マルチビタミン・紅参などのさまざまな機能性原料に応用可能だ。RP Bioは現在、これらの製品を発売し、Blister Jelly製品群のポートフォリオを拡張し、日本の現地パートナー企業との協力によって新たな市場を創出していく」と語った。
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