2024 年 12月 24日 (火)
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韓国医師会が促す「脱・小児科」…「カネになる成人病・美容に転換しよう」

「小児青少年科閉科と対国民別れの挨拶」の記者会見に臨む大韓小児青少年科医師会のイム・ヒョンテク会長(c)news1

町の病院・診療所の小児科医で主軸になっている大韓小児青少年科医師会が11日、ソウルで「小児青少年科脱出(ノーキッズゾーン)のための第1回学術大会」を開く。小児科を辞めて他分野の診療をしようとする医師会員に教育機会を提供するという趣旨だ。

一線の医療現場では「町の診療所は経営難」「子ども病院と総合病院小児科などは求人難」と苦境が語られている。政府や医療界はもちろん、社会の各界が、崩壊した子どもの医療システム復旧のため対策を講じるべきだ、という専門家の助言が相次いでいる。

その一方で、医師会は11日の学術大会で▽診療室で適用するボトックス▽高脂血症の整理▽糖尿の診断と管理、肥満治療の実戦適用――などを伝える。小児科診療から、お金になる成人病の管理や美容施術への転換を促すという趣旨だ。医師会によると、小児科専門医は711人が出席するという。

イム・ヒョンテク医師会長は3月29日の記者会見で「この10年間、小児青少年科医の収入が28%減り、これ以上続けられない状況になった。この5年間で662カ所の診療所が経営難で廃業したのに、唯一の収入源である診療費は30年間凍結された。今は看板を下ろすしかない」と訴えている。

町の診療所が経営難にあえぐ一方、子ども病院は求人難に苦しんでいる。国内で最も古い子ども病院「ソファ病院」は今月3日から週末診療を中止した。担当医師が辞め、代わりの人材が確保できなかったからだ。

(c)news1

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