2024 年 12月 21日 (土)
ホーム政治・社会・経済韓国労働界が「冬闘」、物流への影響懸念

韓国労働界が「冬闘」、物流への影響懸念

24日、浦項で開かれたストライキのための集会に参加した組合員らと警官隊(c)news1

韓国の貨物連帯をはじめとする労働界が「冬闘」に本格的に乗り出し、物流大乱と景気低迷の憂慮が大きくなっている。ただ、労組側はこれ以上譲歩はできないとして、政府に要求事項受け入れを迫っている。

全国民主労働組合総連盟(民主労総)公共運輸労組貨物連帯本部(貨物連帯)は▽安全運賃制度改悪阻止▽日没制廃止▽安全運賃制車種・品目拡大を政界に要求している。

安全運賃制は貨物労働者に適正水準の賃金を保障し、それを守らない雇い主に過料を課す制度だ。2020年から「3年期限」の日没制として導入され、今年12月31日に終了予定だ。

与党「国民の力」と政府が緊急党政協議会を開き、安全運賃制日没期限を3年延長することにしたが、貨物連帯は延長ではなく日没制廃止を主張し、予定通りゼネストを強行した。

労組側は6月のストライキ当時、国土交通省と合意に達したのに、その後、政府がいかなる対話にも応じなかったと指摘している。一方、政府側は来週中の業務開始命令を発動することができ、復帰を拒否する場合、法的措置を辞さないという立場だ。合わせて合意以後、十分な対話に出なかったという指摘に対しても反論している。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular