
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻で、資本市場法違反などの罪に問われているキム・ゴニ(金建希)氏が11月7日に開かれた公判の途中で体調不良を訴え、退廷した。この日の公判では、ドイツモーターズ株価操作事件をめぐるカカオトークのやり取りが新たに証拠として公開され、注目を集めていた。
ソウル中央地裁はこの日、キム・ゴニ氏の第7回公判を開き、午前には公認介入事件に関連してミョン・テギュン氏の証人尋問、午後には株価操作に関する証人としてブラックパールインベスト元役員と、第2次株価操作の主犯格への尋問がそれぞれ進められた。
この過程で、キム・ゴニ氏は頭を押さえるような仕草を見せ、午後5時ごろに法廷から退出した。弁護団は「公判中にめまいや吐き気の症状が悪化し、拘置所に戻った」と説明した。
特検チームは、キム・ゴニ氏を政党法違反罪でも追加で起訴した。2023年3月の「国民の力」代表選で、当時大統領だったユン・ソンニョル氏とともに、自身らが支持する候補が当選するよう、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側に財産上の利益や国会比例代表のポストを約束したとされる。
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