2025 年 3月 6日 (木)
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韓国初の代替取引所「ネクストレード」発足…取引時間拡大と手数料引き下げ

ソウル汝矣島にあるネクストレードのオフィス(c)news1

韓国初の代替取引所(ATS)である「ネクストレード(NEXTRADE)」が4日に発足し、約70年間続いた韓国取引所(KRX)の独占体制が崩れた。ATSでは証券取引所を経由せずに株取引ができる。これにより、平日午前8時から午後8時までの12時間、国内株式の取引が可能となる。

ネクストレードは、韓国取引所の通常取引時間(午前9時~午後3時20分)の前後にプレマーケット(午前8時~8時50分)とアフターマーケット(午後3時40分~8時)を運営する。韓国取引所の時間外単独取引市場(午後4時~6時)は存続するが、ネクストレードの対象銘柄は含まれない。

取引の透明性を確保するため、午前8時50分から9時までと午後3時20分から3時30分までの終値単独取引時間には取引が一時停止される。また、新たな注文方式として「中間価格注文」と「ストップ指値注文」が導入される。

ネクストレードの取引手数料は、韓国取引所より20~40%低く設定されており、メイカー注文(指値注文)は0.0013%、テイカー注文(市場価格注文)は0.0018%となる。取引には特別なアプリのインストールは不要で、証券会社の自動注文送信システム(SOR)を通じて執行される。

証券会社28社のうち14社が全面参加し、残る14社は段階的に参入予定だ。取引銘柄は当初10銘柄に限定され、5週間で800銘柄まで拡大する。将来的には、上場投資信託(ETF)や上場投資証券(ETN)など取引対象の拡大も期待されている。

(c)news1

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