今冬最強の寒波が襲来し、”アイスアメリカーノ派”=通称「オルチュガ」(凍死してもアイス派)=の間でも温かい飲み物を選ぶ傾向が見られる。
流通業界によると、1月に入り主要コンビニチェーンのアイスアメリカーノの売り上げは前月比で10~15%減少した。GSリテールが運営するGS25のアイスコーヒー売り上げは1月1日から12日までの間に12.3%減少した一方、ホットコーヒーは6.3%増加した。同期間中の全体の売り上げ比率では、ホットコーヒーが81%に増加し、アイスコーヒーは19%にまで落ち込んだ。
BGFリテールのCUでも「getコーヒー」アイスアメリカーノが10.9%減少し、ホットアメリカーノは17.5%増加した。同様にイーマート24では、ホットコーヒーが3%増加したのに対し、アイスコーヒーは10%減少している。
カフェチェーンでも同様の傾向が見られる。イディヤコーヒーのアイスアメリカーノ販売量は6日から12日の間に約10%減少し、その減少分はホットアメリカーノに置き換えられた。メガMGCコーヒーやコンポーズコーヒーでもアイスアメリカーノの販売がわずかに減少している。
1月9日のソウルの朝の気温は摂氏-12.2度まで下がり、体感温度は一時-18度を記録するなど、今年最初の寒波警報が発令された。この寒波は週末まで続き、11日にはソウルで-10度、12日には-8度を記録するなど寒さが続いた。
さらに、インフルエンザの流行も温かい飲み物への需要を後押ししている。あるインターネット掲示板では、「喉の痛みが気になり、インフルエンザが心配なのでアイスではなくホットを選んだ」というコメントも寄せられている。
業界関係者は「冬にアイスアメリカーノの販売が減るのは当然のことだが、それでも根強いアイス愛好者は一定数いる」と述べた。
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