韓国の公正取引委員会はこのほど、SMエンターテインメントやJYPエンターテインメントなど大手芸能事務所への調査に入った。公取委は各社がフォトカードなどアイドル関連商品を不当に販売した案件について調べているという。
問題視されているのは、アイドルグッズの「抱き合わせ販売」だ。
たとえば、アイドルグループのアルバムを購入すれば、そこにはメンバーのフォトカードが付いてくる。ただ、そのフォトカードは無作為に入れられているため、ファンは好きなメンバーの写真を入手しようと、同じアルバムを数十個も購入する例があるという。
ある商品を販売する際、異なる商品を不当に押し付けたとすれば、公正取引法の不公正取引行為になり得るというのが公取委の見解のようだ。
公取委は今年の業務計画で、アイドルグッズや玩具などオンライン市場の不正行為を点検すると予告していた。
公取委はこれとは別に、HYBE(ハイブ)やYGエンターテインメント、SMなどが、アルバムやグッズなどを業者に発注するに当たって、下請け法違反行為がなかったかについても調査している。
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