
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏をめぐる一連の疑惑について、ミン・ジュンギ特別検察官チームが7月28日、キム・ゴニ氏の実兄、キム・ジヌ氏を呼び、7時間にわたり取り調べた。
キム・ジヌ氏には、京畿道楊平郡の都市開発事業に関する特恵疑惑とともに、キム・ゴニ氏が2022年の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の際に着用したとされる高級ネックレスを義母の自宅に隠していた疑いがかかっている。
特別検察官チームは28日午後4時からソウル市鍾路区の特検事務所でキム・ジヌ氏に対する聴取を実施。ほぼ同じ時間帯に、義母も呼ばれて調べを受けた。
午後10時55分に調査を終えたキム・ジヌ氏は、報道陣の「ネックレスはなぜ義母宅にあったのか」「キム・ゴニ氏が証拠を隠滅したのか」「開発特恵を認めるのか」といった問いかけに無言を貫き、スーツの襟で顔を隠しながら弁護士の支えで現場を後にした。
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