反フェミニズムを掲げ、韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領を支持する団体として知られる「新男性連帯」のペ・インギュ代表が、同じ保守勢力からも批判を受けていることに不満を表明し、今後、ユン大統領の支持集会への参加をやめると発表した。これにより、極右勢力内の分裂がいっそう深まりそうだ。
ペ代表は1月27日、ユーチューブのライブ配信で「これ以上、集会や活動をしない」と宣言した。これまで、極右系のユーチューバーや前科牧師とされるチョン・グァンフン氏の「愛第一教会」側とともに、大規模なユン大統領支持集会を主導してきた人物だ。
しかし、ペ代表が主催した1月25日の集会後、「ペ代表が広場で踊ったり、検察庁前で集会を開かなかったりしたせいで、ユン大統領が起訴された」と同じ保守派から非難され、失望を露わにした。
これを受け、ペ代表は「『お前のせいで大統領が逮捕された』『お前のせいで最悪の結果を迎えた』と言われ、もう集会はしない」と断言した。
ペ代表は自身に関するデマが広まっていることにも怒りを示した。「あるユーチューバーが『ペ・インギュは華僑で、中国から資金を受け取っている』などと言いふらしている」とし、「そんなデマで注目を浴びたいなら勝手にすればいい。私はもうやらない」と訴えた。
一方で、ペ代表は「ユン大統領への支持自体を撤回するわけではない」とし、これまで延期していた声帯手術を受ける予定であることを明らかにした。
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