2025 年 7月 12日 (土)
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韓国会社員の半数が転職活動、成功率28%…「必要なのは経験と準備」

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韓国で会社員の半数が2025年上半期に転職活動し、うち3人に1人ほどが転職に成功したことが、キャリアプラットフォーム「サラミン」の「上半期の転職状況」に関するアンケート調査でわかった。

会社員1302人を対象にアンケートを取ったところ、50.2%が「転職活動をした」と回答した。職級別では代理級(56.2%)、課長級(51.8%)、社員級(51.4%)、部長級(48.1%)、役員級(34.7%)の順で転職活動の割合が高かった。

企業形態別では、大企業(61.6%)、外資系企業(54.8%)、公企業(51.9%)の従業員の転職活動が活発だったのに対し、中堅企業(47.3%)や中小企業(49.6%)ではやや低かった。

転職活動の内容としては「求人情報の検索」(80%・複数回答)が最も多く、次いで「履歴書・自己紹介書・ポートフォリオ作成」(65%)、「面接準備」(33.6%)、「資格試験の準備」(21.7%)、「筆記試験・適性検査の準備」(13%)、「語学試験の準備」(8.1%)が続いた。

転職活動をした人のうち、28%が実際に転職に成功したと答えた。転職準備にかけた平均期間は5.6カ月だった。転職に成功した人の42.6%は、現在の職場よりも良い条件の企業に「ステップアップ転職」したとし、33.9%は「似た条件」への転職、23.5%は「条件を下げて」転職したと答えた。

転職成功の要因としては「適切な職務経験の保有」(74.3%・複数回答)が最多だった。次いで「積極的な求職意思のアピール」(24.6%)、「誠実な履歴書・ポートフォリオ管理」(24.6%)、「入念な面接準備」(16.9%)、「効果的な人脈・評判管理」(14.8%)、「志望分野の資格取得」(14.8%)、「志望企業の徹底的な分析」(13.7%)などが挙げられた。

一方、転職に失敗した471人は、その理由として「応募したい求人が足らない」(64.8%・複数回答)を最も多く挙げた。その他には「職務経験の不足」(20.6%)、「履歴書・ポートフォリオ管理の不備」(20%)、「語学力の不足」(15.3%)、「志望分野の資格不備」(15.3%)、「志望企業の分析不足」(13.4%)、「面接準備不足」(13%)などがあった。

サラミンの関係者は「会社員にとって、職務に基づく能力や評判が評価の重要な基準となるため、日ごろから業務に最善を尽くすとともに、履歴書やポートフォリオを定期的に整理し、不足しているスキルは別途努力して補う必要がある。サラミンのような求人プラットフォームに履歴書を公開し、周囲に求職の意思を知らせるセルフブランディングも転職成功率を高める方法だ」とアドバイスした。

会社員らが勤務先を選ぶ条件としては、「給与などの経済的報酬」(71.7%・複数回答)が最も多く、「雇用の安定性」(53.1%)、「定時勤務保証(ワークライフバランス)」(43.7%)、「職務適合性」(39.7%)、「福利厚生」(34.5%)、「成長可能性」(33.8%)、「組織文化」(28.9%)、「上司・同僚の能力や人柄」(28%)などが挙げられた。

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