韓国で今年第2四半期(4~6月)の売り上げが1年前より減った企業が全体の半分を超えた。中国の景気不振に半導体の回復の遅れが重なり、韓国経済の根幹である製造業の経営を圧迫しているとみられる。
韓国銀行は外部監査企業のうち四半期・半期報告書を公示する上場企業を対象に金融監督院電子公示システムで資料を入手し、分析した結果を公開した。
外部監査企業とは、外部監査法に基づき▽資産総額120億ウォン(1ウォン=約0.11円)以上▽負債総額70億ウォン以上▽売上高100億ウォン以上▽従業員100人以上――などの基準のうち2つ以上を満たす企業を指す。資産総額や売上高が500億ウォン以上の会社も外部監査企業に当たる。
韓国銀行の分析結果によると、昨年末時点で外部監査企業1996社をみると、今年4~6月の売上高増加率の中位値は-0.8%だった。つまり、かなりの規模の企業でさえ過半数は売り上げがマイナスだったことを意味する。
さらに、上場企業の売上高平均は中央値よりはるかに低い-4.6%だった。これは売上高増加率が中央より低い企業が全体平均を引き下げた結果だと言える。増加率下位の企業ほど不振が深刻だったとみられる。
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