韓国とサウジアラビア両国のモビリティ関連政策や技術革新を紹介する第2回のロードショーが9日、ソウル市内のホテルで開かれた。サウジアラビアの交通物流分野の主要プロジェクトは少なく見積もっても12兆ウォン(約1兆2000億円)規模とされ、韓国企業は熱い視線を注いだ。
このロードショーは韓国国土交通省とサウジ運輸・物流サービス省の共催。両国の政府や企業の関係者、専門家ら200人余りが一堂に会し、連携とビジネスチャンスの可能性を探った。
サウジのジャセル運輸・物流サービス相は記者団に「計8社の発表を見たが、いずれも素晴らしかった。スマートシティ・モビリティなどと関連したソリューションやさまざまなものを見たが、すべて印象深かったし、今後両国間の協力の可能性が高いと思う」と述べた。
両国の閣僚はロードショーを契機に、未来モビリティや革新分野協力、道路分野協力などの了解覚書(MOU)を締結した。
ジャセル氏は、韓国企業がサウジ事業を受注する可能性にも言及した。「今回の行事で発表されたのはごく一部に過ぎない。一部事業は民間協力方式のため投資機会がある」と述べ、「両国間の緊密な関係、そして韓国企業がサウジで事業を遂行してきた経験を考慮すれば、挑戦すれば受注の機会は多いだろう」と期待を高めた。
現在明らかになっているサウジ運輸・物流分野の主要プロジェクトは▽空港▽交通▽物流▽道路▽鉄道――など90億5100万ドル(約1兆2000億円)規模だ。
同席したウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相は「両者の会談で鉄道・道路・港湾・航空など基本的な主要関心事について意見交換した。実務レベルで、われわれの経験・法制度などを共有するために高官級ミーティングを進める」と話している。
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