犬の肉を使った鍋料理「補身湯(ポシンタン)」に対する論争が続く韓国で、国民の約7割が「犬を食用として飼育・屠殺・販売する行為を法律で禁止する」ことに賛成していることが、社団法人「動物福祉研究所アウェア」の調査でわかった。
アウェアは成人男女2000人を対象に「食用としての犬の飼育・屠殺・販売を法律で禁じるべきか」と尋ねたところ、42%が「非常にそう思う」、30.8%が「そう思う」と回答した。合わせて72.8%が法による規制を求めた形だ。
また「この1年間、犬肉を食べた経験があるか」という質問には1884人(94.2%)が「ない」と答えた。その理由について「犬に親しみがあるから」(36.7%)、「犬の肉が好きではないから」(27.4%)、「飼育、屠殺過程が残酷だから」(14.9%)、「生産、流通過程が非衛生的だと思うから」(10.4%)、「社会の否定的な視線のため」(5.9%)などだった。
一方、「食べたことがある」と答えた116人に理由を尋ねると、「健康に良さそうだから」(29.3%)、「犬の肉が好きだから」(21.6%)、「会食・集まりなど関係維持のため」(15.5%)、「これまで食べてきたから」(14.7%)、「家族・友人・同僚などの勧めで」(14.7%)、「好奇心のため」(4.3%)などの回答だった。
全員に「今後、犬の肉を食べる考えはあるか」と質問すると、88.6%が「ない」と答えた。
(c)MONEYTODAY