韓国で昨年、海外へ旅行に出た客が2300万人に迫り、業界各社が軒並み好実績を収めた。過去最大の売り上げを記録した旅行会社もある。
旅行業界関係者によると、ハナツアーの2023年連結基準の暫定売り上げは前年比258%増の4116億ウォン(1ウォン=約0.11円)、営業利益343億ウォンは2017年(407億ウォン)以来の好成績だった。当期純利益607億ウォンは創業以来の最高値だ。
ハナツアーの売り上げ回復の背景には、急増した海外旅行の需要がある。韓国観光公社の統計を見ると、昨年海外へ出た国民は約2272万人で、前年比246.6%増えた。新型コロナウイルス禍以前の2019年と比べて79%の水準まで回復した。
パッケージ旅行の販売割合が目立って増えており、昨年の販売基準で37%、総売り上げ高基準で57%を占めた。
ハナツアー関係者は「ハナパック2.0(ショッピングや選択観光要素をなくした商品)中心のパッケージ販売割合を拡大し、オンライン販売が増加して手数料が減少したことで利益が高まった。今年1月のパッケージ旅行客が12月比40%成長するなど上半期も好実績が期待される」と述べた。
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