韓国でSNSを通じて商品を販売する「SNSマーケット」の中で上位10%と下位10%の売り上げ格差が約7倍に達することがわかった。
国税庁の資料によると、2022年の帰属所得を申告したSNSマーケット事業者は計1051人で、前年(705人)比49.1%増加した。
その2022年の帰属総収入金額(売り上げ)は944億1400万ウォン(1ウォン=約0.11円)で、前年(551億5900万ウォン)比71.2%増加した。1人当たりの平均収入でみれば、同期間7824万ウォンから8983万ウォンへと14.8%増えた。
SNSマーケット事業者とはブログ、カフェ、インスタグラムなど各種SNSチャンネルで物品販売、購買斡旋・仲介などを通じて収益を得る事業者をいう。
商品を買い入れてSNSを通じて販売するものから、製造業者の依頼を受けて商品を広報し、販売量に応じて手数料を受け取る活動まで多様な取引タイプがある。
繰り返しSNSで販売や仲介行為をすれば「SNSマーケット業」で事業者登録をしなければならない。
全体的に事業者の収入が増えたが、上位圏と下位圏の格差は大きかった。
上位10%の事業者105人の2022年帰属総収入金額は344億2200万ウォンで、全体の36.5%を占めた。
上位10%の事業者の2022年の1人当たりの平均収入は3億2782万ウォン。収入から必要経費を差し引いた総合所得額は計108億8100万ウォン、1人当たり平均1億363万ウォン程度だ。
一方、下位10%の事業者の総収入は45億3200万ウォンで、1人当たり平均4275万ウォンにとどまった。収入から必要経費を差し引いた総合所得額は計4500万ウォンで、1人当たり平均43万ウォン程度だ。
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