
2025年の韓国会社員における夏休みの傾向は「短く・近場で過ごす」スタイルに集約されている。
調査会社「ナウアンサーベイ」が7月18日から22日にかけて全国の会社員1000人(男性613人、女性387人)を対象に実施した夏休み計画に関するアンケートによると、回答者の88.9%が今年夏休みを予定していると答えた。
休暇期間については「3~4日」が54.2%と最多で、「5~7日」(26.4%)、「1~2日」(14.2%)、「8日以上」(5.2%)と続いた。長期よりも短期かつ効率的なスケジュールを選ぶ傾向が強まっている。
過ごし方については「国内旅行」が69.6%で最も多く、「海外旅行」は19.1%にとどまった。自宅で過ごす「ホームカンス」は6.1%、「家族・親戚訪問」が3.0%、「ワーケーション(仕事と休暇の両立)」は0.9%、「デジタルデトックス」0.3%、「自己啓発」0.1%と続いた。
海外旅行を計画している人は年代別に大きな差があり、20代が30.8%と最も高く、以下30代(22.2%)、40代(21.4%)、50代(13.3%)、60代以上(10.8%)の順だった。若い世代ほど海外旅行への関心が高い傾向がうかがえる。
行き先としては、日本が34.7%で最多。次いで東南アジア(29.4%)、中国・香港・台湾(10.6%)、北米(7.1%)、西ヨーロッパ(5.9%)、オセアニア(5.3%)などが挙がった。
海外旅行における懸念点としては「安全性」が47.6%で最多だった。続いて「航空運賃・宿泊費の負担」(38.8%)、「為替変動による費用増」(35.3%)、「航空事故の懸念」(30.6%)、「言語の壁」(26.5%)、「医療サービスへのアクセス」(18.2%)が挙がった。
夏休みで重視する要素については、「休息と癒やし」が46.4%でトップ。以下「自然や景色」(41.2%)、「グルメ探訪」(37.4%)、「宿泊施設の快適さ」(35.9%)が続いた。
なお、夏休みを取らないと答えた111人の理由としては、「混雑を避けたい」(24.3%)、「金銭的な余裕がない」(23.4%)、「夏休みが必要だと感じない」(18.9%)などが挙げられた。
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