韓国・仁川(インチョン)の養蜂農家が2年連続で「ミツバチ失踪」の被害に見舞われ、苦境に立たされている。
韓国養蜂協会仁川支会が集計した「越冬蜂郡消滅被害現況」によると、昨年11月(越冬前)の養蜂飼育箱は7976群だったが、今年3月ころ(越冬後)は4188群と約47.52%減少した。
このような被害は2023年にも起きた。
2022年11月(越冬前)の養蜂飼育箱は1万3046群に達したが、翌年の2023年3月ころ(越冬後)は2910戸と77.7%ほど減った。
ミツバチの行方不明被害が2023年から今年まで2年連続で続いたため、仁川養蜂農家は養蜂規模を減らすしかない状況だ。
養蜂飼育箱の群数復旧のために購入しなければならない1個当たりの蜂の巣の価格が2022年に比べて2倍ほど上昇したためだ。
韓国養蜂協会のキム・インシク仁川支会長は「今年の冬を過ごし、春を迎えて蜂の巣を開けてみると、全体で200個余りの蜂の巣箱の中で、蜂が残っている巣箱は20個余りだけだった。被害を受けた180個余りの巣箱を購入するには相当な費用が発生し、今年からは全体で80個余りに経営規模を減らし養蜂産業を継続しようと思う」と話した。
江華(カンファ)郡農業技術センターによると、全国的にミツバチ失踪事態が起きる前の2022年、蜂の巣箱1個当たりの取引価格は20万ウォン台だったが、昨年から35~40万ウォン台と約2倍ほど上がった。
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