韓国のオンラインコミュニティに最近、「引っ越し泥棒」の被害に遭った市民が投稿し、注意を呼び掛けている。荷物を持ち去ったのは、年配の女性2人組だった。
投稿によると、ソウル市江東区(カンドング)で先月30日、その市民が、引っ越し業者に委託して新居に移ろうとしていた時だった。歩いて10分程度の場所への引っ越しだったため、業者は徒歩で何回かに分けて荷物を運び、新居の玄関近くに積み上げていった。
防犯カメラの映像によると、人がいなくなったのを見計らって、女性2人が荷物に近づき、箱を開け始めた。1人はタブレットPCやキャンプ用品、ティッシュ・紙コップなどを持ち去り、もう1人は持ってきたベビーカーに、盗品だけでなく、家電やマルチタップからハサミで切り取った電線を入れた。
不審に思ったマンション住民が「何をしているのか」と声をかけると、1人が「自分の荷物だ」と答えたという。住民が引っ越し業者を呼び寄せて問い詰めると、女性はベビーカーから三脚や寝袋、布団、衣類を出して立ち去った。
被害を受けた市民は直ちに警察に通報した。
(c)news1