2025 年 11月 7日 (金)
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韓国・10代の自転車事故、1年で50%増…ピストバイク人気が影響か

(c)MONEYTODAY

韓国で自転車事故による死者が前年より17%増加し、特に20歳以下の青少年層では事故件数が約50%も急増していたことが明らかになった。背景には若者を中心とした「ピストバイク」(固定ギアのスポーツ自転車)人気も影響している可能性があるという。

韓国行政安全省は10月27日、「2024年基準 自転車利用現況統計」を発表し、自転車関連のインフラ整備、政策、事故統計などを網羅した最新データを公開した。それによると、2024年の自転車交通事故は5571件で、前年(5146件)比8.3%の増加となった。死亡者数も64人→75人と17%超の増加が確認された。

事故の内訳を見ると、「自転車対車両」の事故が2.4%増の3638件、「自転車対歩行者」の事故が24%増の1677件に上った。

特に注目されるのは20歳以下の事故件数で、2023年の1077件から2024年は1620件と、50%を超える急増となっている。行政安全省は「ピストバイク」が若年層で流行していることが一因と見ており、安全意識の低下を懸念している。

また、事故原因のうち約66%(3684件)が「安全運転義務違反」によるものとされ、基本的な交通ルールの順守が課題となっている。

一方、61歳以上の高齢者による事故は前年とほぼ同水準(1802件→1804件)で推移した。

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