今年1~7月、韓国のサラリーマンの月給は前年比で約8万ウォン(1ウォン=約0.11円)増えたものの、物価高を反映させた実質賃金は5万ウォン以上減少した。雇用労働省が27日発表した「今年8月事業所労働力調査」で分かった。
調査結果では、7月の正社員が1人以上いる事業所の月平均賃金は396万3000ウォンで、前年同月(391万9000ウォン)より4万3000ウォン(1.1%)増えた。
正社員が421万3000ウォンで6万ウォン(1.4%)増加した半面、臨時・日雇いは174万5000ウォンで1万4000ウォン(0.8%)減っていた。
また、物価水準を反映した7月の実質賃金は356万4000ウォンで、前年同月(360万4000ウォン)より4万ウォン(1.1%)減少した。
今年に入って物価上昇の勢いは鈍化しつつあるが、依然として影響を及ぼしている。
特に1~7月をみると、サラリーマン1人当たり月平均賃金は394万1000ウォンで前年同期より8万5000ウォン(2.2%)増えた。一方で、物価水準を反映した実質賃金は355万9000ウォンで5万3000ウォン(1.5%)減った。
(c)NEWSIS