韓国の「少子化ショック」の進行で、小学校に入学する児童が今年初めて30万人台まで落ち込んだ。予備招集(準備のため入学前に登校すること)に応じる児童が1人もいない学校も150校を超えた。教育省が全国市・道教育庁を通じて収集した資料で判明した。前年度の就学義務猶予者と早期入学申請者・外国人学生などを全て含む数値だ。
地域別に見ると、全羅北道は小学校34校(休校2校を含む)で新入生がおらず、全市・道の中で最も多かった。続いて、▽慶北27校▽江原25校▽全南20校▽忠南14校▽慶南12校▽忠北8校の順だった。一方、ソウルと大田、光州、蔚山、世宗などは新入生が0人という学校はなかった。
今年、予備招集対象の小学校就学児童は36万9441人で、昨年から4万人以上減少した。小学生の入学生数もまもなく30万人台を割りそうだ。韓国教育開発院(KEDI)の生徒数推計によると、全国の小学生1年生数は今年の34万7950人から来年には31万9935人、2027年には27万1282人と予想され、3年以内に20万人台を下回りそうだ。
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