韓国国民1人が1年間に消費する鶏肉は26羽だったことが、農村経済研究院の農業展望統計で明らかになった。
韓国で昨年、食肉処理された鶏は10億1137万羽。これを人口(約5000万人)で割ると、1人当たり20羽以上を食べたことになる。
昨年の鶏肉の国内消費量は78万9000トンで、生産量(60万7000トン)を30%上回った。国内生産だけでは追いつかないため、鶏肉の輸入量は輸出量を大幅に上回っている。
昨年の1人当たりの鶏肉消費量は、精肉(骨を除いた部分)基準で15.7キロだった。2003年(7.8キロ)と比べて20年で2倍になった。鶏肉を最も多く食べる時期は夏で、7月は食肉処理は1億羽を上回る。
ただ、韓国の1人当たりの鶏肉消費量は、世界的に見ると特に多いとは言えない。
経済協力開発機構(OECD)の調査によると、今年の韓国の鶏肉消費量は推計で17.6キロで、世界平均(14.6キロ)を上回る。しかし、1位の米国(49.3キロ)や欧州連合(EU)(23.1キロ)に比べると大幅に下回っている。
アジアで最も鶏肉を多く食べる国は、ムスリム人口が多くを占めるマレーシアで、1人当たり家禽類消費量は47.4㎏に達する。日本と中国の1人当たりの家禽類消費量は、それぞれ13.4㎏と14.1㎏で、韓国より少ない。インドはわずか2.2キロだった。
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