2025 年 10月 3日 (金)
ホーム経済流通韓国・1カ月で120万個売れたロッテリア「アライブバーガー」がカップラーメンで登場へ

韓国・1カ月で120万個売れたロッテリア「アライブバーガー」がカップラーメンで登場へ

ソウル・東大門歴史文化公園駅店でのプロモーション(c)news1

韓国の大手ファストフードチェーン「ロッテリア(LOTTERIA)」の人気商品「アライブバーガー」シリーズがカップラーメンに姿を変える。

コンビニエンスストア大手セブンイレブンはロッテリアとコラボし、10月初めに「イカアライブピリ辛焼きそば」を発売する。製造は食品メーカーの八道(パルド)が担当する。

アライブバーガーはロッテリアが2024年に投入したユニークなシリーズで、イカの原体を丸ごと揚げて「生きているような」見た目を演出した「イカアライブバーガー」が第1弾だった。発売11日で70万個を売り上げ、従来のヒット商品★「王トンカツバーガー」の販売記録を超えた。

人気を背景に2025年には再発売され、「クラブアライブバーガー」も追加投入。ソフトシェルクラブを丸ごと揚げた業界初の試みで話題を呼んだ。再発売後の4種類はわずか1カ月で120万個を販売、初週だけで30万個を突破し、目標比264%を達成した。クラブバーガーは過去2年間の新製品SNS言及量で1位を占め、購入者の73%が20~30代と若者層に支持された。

今回、グループ傘下を活用したカップラーメン展開はブランド拡張の意味合いが大きい。ロッテリアの主要顧客層である10~30代は、セブンイレブンでカップラーメンを購入する層とも重なる。アライブバーガーの成功を足掛かりに、シリーズ自体を独立したブランドとして定着させる狙いがあるとみられる。

さらにカップラーメン市場は袋麺よりも成長が目立つ。高騰する外食費に加え、調理や後片付けの手間が不要な利便性が消費者に支持されているためだ。セブンイレブンは人気バーガーとのシナジー効果で、幅広い消費者を取り込む戦略を描いている。

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