韓国で、高級マンション団地の人気コミュニティ施設として、ゲストルームが定着している。人気の訳は、近隣の宿泊施設に比べて低価格で親戚や知人に快適な空間を提供できるからだ。
入居者はスマートフォンのアプリを通じてゲストルーム利用が可能だが、週末は予約が早目に埋まってしまう。部屋の確保は容易ではなく、名節や休日の前後、休暇シーズンはさらに予約が困難になる。
あるマンション入居者は「知人や家族を家に招待しても、まともな寝床を提供できない点が気になっていた。ゲストルームを利用すれば、そうした心配がなくなる」と話し、今回の休暇シーズンの予約を狙っているという。
昨年8月に入居を始めたソウル市永登浦区「ブライトン汝矣島」は、団地内に専用18~48平方メートルのゲストルーム4カ所を運営している。
金額は部屋の大きさによるが、平日で1泊7万~10万ウォン、週末は9万~12万ウォンで、最大9泊10日まで利用できる。
ゲストルーム内にベッドをはじめIPTV、ヘアドライヤー、エアコンなどを備え、シャンプー、ボディウォッシュ、タオルなどホテル級のアメニティを備えており、入居者の満足度は高い。一部の客室には、食器セットとコーヒーポット、冷蔵庫と電子レンジも追加で備えられている。
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