韓国京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)の高校の文化祭で開催されたクイズショーが、フェミニズム運動や特定の社会運動を侮辱したと批判を浴び、学校側が謝罪した。
この高校で8日に開かれた文化祭のクイズショーで「最も役に立たないと思う運動を選べ」という質問が出された。選択肢に▽三・一運動(1919年3月1日に起きた日本からの独立運動)▽黒人の人権運動▽フェミニズム運動▽ろうそく集会▽韓国・同徳(トンドク)女子大学の共学反対デモ――などが提示された。
この企画はYouTubeチャンネルの人気クイズショーを模倣したものらしい。
このクイズの様子について、参加者らが「あまりにもひどい」としてオンラインコミュニティに写真を投稿し、瞬く間に拡散した。
投稿者によると、回答者に選ばれた教員が「同徳女子大学の共学反対デモ」を選び、司会者が「後で(大学内の)落書きを消しに行ってください」と発言したという。
ネット上では「歴史的・社会的に重要な価値を軽視した」「フェミニズム運動や同徳女子大学の活動が無意味だと捉えられる可能性がある」といった批判が相次いだ。
学校側は最近、公式ウェブサイトで「文化祭でのクイズショーによって不快な思いをされた方々や同徳女子大学の学生に遺憾の意を表する」と謝罪しつつも「特定の運動や学生を非難または軽視する意図は全くなかった」と釈明した。
また、担当教員が企画を事前に確認しようとしたが、「質問が事前に知られると面白さが減る」という意見が出たためチェックしなかったと説明している。
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