
韓国で大雪による欠航で駐機していた飛行機の翼の上に乗り、記念撮影をした航空会社の乗務員に対し、ネット上で意見が分かれている。
JTBCは13日、12日午前に清州(チョンジュ)空港の駐機場に停められていた飛行機の翼の上でポーズを取る乗務員の写真を公開した。
非常口のドアが大きく開かれ、客室内から何者かが写真を撮っている様子が映っている。乗務員は翼の上に立ち、カメラに向かってポーズを取っていた。
当時、清州空港には4cm以上の積雪があり、滑走路が閉鎖され、多くの便が欠航していた。
問題となった飛行機は、午前10時20分に清州空港から済州(チェジュ)空港へ向かう予定だった韓国の格安航空会社イースター航空の便であることが確認された。
イースター航空側は、乗務員が翼の上で写真撮影をしていたことを認め、「明らかに不適切な行動だった」と公式に発表した。
同社は「機内での待機時間が長くなったため、通常は開ける機会の少ない非常口を開ける訓練した。その一環だった」と釈明した。しかし、乗務員の行為については社内で調査を進めており、今後同様の事態が発生しないよう教育を徹底すると述べた。
この写真を見たネットユーザーの間では、意見が真っ二つに分かれた。
一部からは「滑りやすい翼の上に乗るのは危険すぎる」「ハイヒールや革靴を履いていた可能性が高いのに、万が一転倒したら大事故になりかねない」と、安全面への懸念を示す声が上がった。
一方で「乗務員も人間だし、写真を撮るくらいいいのでは?」「乗客がいないし、ちょっとした遊び心では?」と擁護する意見もあった。
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