
韓国のハン・ドクス(韓悳洙)前首相が、ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権下で国務委員(閣僚)との夕食懇談会を3回開き、業務推進費として総額1557万ウォン(約164万円)を使用していたことが11月12日、国会の資料から明らかになった。1人あたり最大49万ウォン(約5万1700円)に達する支出は、歴代首相と比べても高額だ。
共に民主党のキム・スンウォン議員室が、国会予算決算特別委員会を通じて国務調整室から提出を受けた資料によると、ハン前首相は2023年12月、ソウル市鍾路区三清洞の首相公館で3回にわたり国務委員との夕食懇談会を開催。その費用として計1557万ウォン(約164万円)を支出した。
具体的には、12月12日に開かれた第1回懇談会では、企画財政相、統一相、国防相ら閣僚18人が出席し、489万ウォン(約51万7000円)が使われた。12月15日の第2回には教育相や外相、行政安全相ら22人が出席し、574万ウォン(約60万6000円)を支出。12月18日の第3回には科学技術情報通信相、産業通商資源相、雇用労働相ら10人が出席し、494万ウォン(約52万2000円)が使われた。
1人当たりの支出額はおよそ26万~49万ウォン(約2万7500円〜5万1700円)にのぼり、いずれもソウル市内の高級ホテルのケータリングサービスが利用されていた。
業務推進費は、公務のために使用する経費であり、首相が50万ウォン(約5万2800円)以上を支出する場合は、使用目的や相手の所属・氏名などを証拠書類に明記する必要がある。ただし、1回あたりの使用上限は法律で定められていない。
過去の首相による夕食会費用と比較すると、ハン前首相の支出は顕著に高い。たとえば、チョン・セギュン(丁世均)氏が首相当時の2020年7月、外交通商省公館で国務委員21人と夕食を取った際には135万ウォン(約14万3000円)(1人あたり約6万ウォン=約6300円)を支出している。
イ・ナギョン(李洛淵)氏は2019年9月に退任する閣僚たちとの夕食にそれぞれ29万ウォン(約3万1000円)と41万ウォン(約4万3000円)、同年の新任閣僚らとの夕食には26万ウォン(約2万7500円)を使用した。キム・ブギョム(金富謙)氏は2021年9月の夕食会で約9万ウォン(約9500円)の業務推進費を支出したとされる。
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