2024 年 12月 21日 (土)
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韓国・非常戒厳直前の密会、開催場所はハンバーガーチェーン店だった

3日の非常戒厳直前、情報司令官らが秘密会議を開いたとされる京畿道安山市のロッテリア店舗(c)news1

韓国で「非常戒厳」の直前に現職および元情報司令官が京畿道安山市内のハンバーガーチェーン、ロッテリア店舗で密会を開いていたことが明らかになり、該当店舗が「戒厳の聖地」として注目を集めている。

これまでの情報を総合すると、情報司令部のムン・サンホ情報司令官と、パク・クネ(朴槿恵)政権時代に情報司令官を務めたノ・サンウォン氏、大佐2人の計4人が12月1日、このロッテリアで会合を開き、非常戒厳に関連する指示を共有していたことが判明している。この際、ノ・サンウォン氏はムン・サンホ氏に対し、「中央選挙管理委員会のサーバーを確認すれば、不正選挙の証拠を掴むことができる」といった具体的な指示を与えたとされる。

18日午後、安山市にあるロッテリアの店舗を訪れた記者団に対し、店員は「この状況で特に申し上げることはない」と語り、取材への応対を拒否した。接客中のスタッフも「本社に問い合わせてほしい」と繰り返すのみで、詳細についての説明を避けた。

ロッテリア本社(ロッテGRS)も「問い合わせが殺到している」とし、「警察が防犯カメラの映像を持ち去ったという事実以外、捜査に関しては本社も把握しておらず、答える立場にもない。ただし、店舗オーナーはメディア取材や電話対応が続き、非常に困難な状況にある」とコメントした。

この店舗を訪れた客の中には「ここが例の場所か?」と驚いた様子を見せる人もおり、「注文されたメニューが知りたい」「ここで国の運命が決まったのか」といった声が上がった。

オンラインコミュニティやニュース記事のコメント欄ではこの状況を皮肉った投稿が相次いだ。「そのうち『戒厳バーガー』が発売されそうだ」「バーガーの味をレビューしてほしい」といった意見が寄せられている。

(c)news1

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