
韓国で青少年による性犯罪は減少傾向を示しているものの、人工知能(AI)を利用した「ディープフェイク」関連の性犯罪は急増していることが明らかになった。
国会教育委員会のカン・ギョンスク議員(祖国革新党)が警察庁から提出を受けた「年度別・性犯罪類型別被疑者年齢現況」によると、2024年の18歳以下青少年による性犯罪の被疑者数は4260人で、2023年の4517人から減少した。青少年性犯罪は2020年2688人、2021年3314人、2022年4578人と増加を続けていたが、2023年から2年連続で減少したことになる。
一方で、隠し撮りや盗撮など「カメラ等利用撮影犯罪」による青少年の摘発は増加傾向にある。2020年710人、2021年941人、2022年1040人、2023年1224人、2024年1372人と毎年増えている。
特に深刻なのはディープフェイクによる性犯罪だ。これは画像や映像を他の人物の顔や身体に重ね合わせ、実在するかのように見せかける合成技術を利用した犯罪だ。2022年には52人に過ぎなかった被疑者は、2023年には91人、2024年には548人と急増。特に2024年は小中高校を中心にディープフェイク性犯罪が広がった影響とみられる。2025年は1~8月で既に556人が摘発され、前年の総数を上回った。
こうした状況を受け、教育省は2025年5月に発表した「第5次学校暴力予防・対策基本計画(2025~2029)」にディープフェイク対策を盛り込んだ。具体的には、ディープフェイクを含むデジタル性犯罪に対応するための遮断・探知・予防技術の研究開発(R&D)支援強化、被害生徒を迅速に支援するための学校・デジタル性犯罪被害者支援センター・放送通信審議委員会を結ぶワンストップ支援体制の構築などが挙げられている。
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