
韓国で電動キックボードや電動自転車の利用拡大に伴い、バッテリー充電中の火災リスクが指摘される中、利用者の約7割が自宅内で充電していることが分かった。特に玄関での充電が多く、火災時に避難経路を塞ぐ恐れがあるとして懸念が高まっている。
韓国消費者院が発表した調査によると、電動移動手段を所有する237人のうち、69.2%が「自宅の室内で充電している」と回答した。具体的な場所は「玄関」が33.5%で最も多く、「リビング」が32.3%、「ベランダ」が17.7%、「寝室」が11.6%と続いた。
韓国消費者院は特に玄関での充電について、バッテリーの熱暴走が発生した場合、唯一の避難経路を遮断する可能性があると指摘している。
実際、回答者の62.9%が家庭内での充電に危険性を感じていると答え、異常事例としては「バッテリーの過熱」が最も多かった。
消防当局の統計でも不安は裏付けられている。過去5年間で電動キックボード関連の火災は484件、電動自転車は166件発生しており、特に電動自転車の火災は前年比で2倍以上に増加した。
また、過去の調査では電動キックボード火災の約9割が過充電などバッテリーに起因していたことも明らかになっている。
海外では屋外での充電を前提とした安全規制が整備されているが、韓国では関連する明確な基準がほとんどないのが現状だ。
韓国消費者院は、屋外充電施設の整備や安全ガイドラインの策定を関係当局に求めるとともに、利用者に対しても「就寝中の充電を避ける」「玄関や非常口付近で充電しない」「認証された充電器を使用する」などの注意を呼びかけている。
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