韓国の集合住宅では上下階の間で騒音を巡るトラブルが続出している。そんな中、1階に住む家族が大騒音を出すのに、開き直られたという2階住民の苦情がオンラインコミュニティに投稿され、同情を引き起こしている。
それによると、4階建て集合住宅に3カ月前、ある一家が1階に引っ越してきた。そこには小学生6年と未就学の男児2人がいる。引っ越してきてほどなくして、午後11時ごろから「ウァー」と叫びながらバタバタと走る音が聞こえ、その音は翌日午前2~3時まで続いたという。投稿者である2階住民は「その時、すぐに注意しようと思ったが、未明に訪ねるのは失礼なので、1日我慢した」という。
投稿者は「下の住民は“1階で走れば2階まで響く”ことを理解していない」と考えていた。翌日、その家の母親に「うるさかった」と注意すると、「気をつける」という返事があり、これで終わると考えた。ところが、その後もほぼ毎日、夜遅くまで走る音が続いた。
思い余って、ある日、2階住民が1階住民宅を訪ねた。そこには防音用のマットが敷かれておらず、床をドンドン踏む音が大きくなることがわかった。そのうえで「お子さんは幼く、言うことを聞かない年齢だとわかります。ちょっと走るぐらいなら我慢します。でも走り続けています」と苦情を伝えた。
ところが、1階の父親は“逆切れ”したような態度になった。「今、まだ午後9時だ。なんで“うるさい”と文句を言うのか。われわれは、子どもたちを走らせようと、あえて1階に引っ越してきたのだ。この程度の騒音を我慢できないようなら、一戸建てに住んでくれ」
2階住民はこの言葉を聞いて、我慢の限界に達したという。投稿では「物音を立てるな、と言っているわけではない。“家で走ってはいけない”と教育したのに走るのは仕方ない。だが、そうではない。1階の住民は“思う存分走っていい”と子どもたちに言っているようなものだ」と訴えた。
ネットユーザーたちはさまざまな意見を寄せた。
「2階住民も同じように走ってみればどうか」
「思う存分走らせたいなら一戸建てに行くべきだ」
「子どもたちが走る時、その音を2階で聞いてもらえばどうか。実際に聞いてみると、驚くだろう」
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