韓国の防衛事業庁はこのほど、地上無人車両購入に向けた評価基準づくりに関する入札を公告した。多目的無人車両を独自開発したハンファエアロスペースと現代ロテムの激しい競争が予想されるだけに、評価の公正性と透明性を担保する狙いがある。
多目的無人車両は戦場で捜索や監視偵察、物資と患者の搬送、爆発物処理などを担う。さまざまな装備を搭載でき、将来的に需要が拡大するとみられている。
このため現代ロテムとハンファエアロスペースは早くから開発に着手。来年度44億ウォン(約5億900万円)の予算を編成した軍の多目的無人車両購入事業に参加する計画だ。軍の運用実績があれば海外輸出にも有利に作用するとみられる。
両社は2020年に防衛事業庁が発注した多目的無人車両モデル事業について、ともに「0円」で入札。じゃんけんで現代ロテムが落札したことがある。
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