
韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏を巡る株価操作や金品授受などの事件の控訴審が25日にソウル高裁で本格的に始まる。1審で実刑判決が言い渡されたことを受け、検察と弁護側の双方が不服として控訴しており、判断の行方に関心が集まっている。
キム・ゴニ氏は2010年から2012年にかけて、自動車販売会社ドイツモーターズの元会長らと共謀し、株価を不正に操作して不当な利益を得たとして、資本市場法違反の罪に問われた。また、宗教団体関係者から高級ブランド品を受け取ったとされるあっせん収賄や、世論調査の無償提供を受けたとする政治資金法違反の疑いも持たれている。
1審は2026年1月、金品授受の一部について有罪と認定し、懲役1年8カ月を言い渡した。一方で、株価操作については公訴時効の成立や証拠不足を理由に無罪とし、世論調査の無償提供についても財産的利益に当たらないとして無罪と判断した。
これに対し検察は、株価操作に関する共謀関係の認定などを不服として控訴した。弁護側も有罪部分の取り消しを求め、全面的に争う姿勢を示している。検察は証人尋問などを通じて関与の立証を進める方針であるのに対し、被告側は供述を控える方針とされる。
裁判所は4月8日に次回公判を開き、同月28日に判決を言い渡す予定。
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