「うわぁ!」 扉を開けると、広がった空間が訪問客を驚かせた。
10月2日、韓国の豚肉専門食品ブランド「DODRAM(ドドラム)」の「缶豚(Candon=カンドン)ポップアップストア」は訪問客で賑わっていた。DODRAMは創立34周年を記念し、オンラインとオフラインで「2024DODRAMフェスタ」を開催し、「韓豚デーポップアップストア」に協賛企業として参加している。
MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の消費者や外国人観光客に「DODRAMの食文化」を広め、ブランド体験を提供するのが目標だ。
今回のポップアップストアも「2024DODRAMフェスタ」の一環だ。スローガンは「Falling in CANPING」で、DODRAMの缶入り豚肉製品「缶豚」とともに楽しむキャンプと癒やしがテーマになっている。
Falling in CANPINGは会場の2階に位置している。ポップアップストアの一角にはグッズが展示され、別の壁には「Candon」に関する説明が書かれていた。四方が囲まれた空間から「Candon」の自販機のような扉を開けると、広がったスペースが現れた。
まるで都市の中にあるキャンプ場のようだった。テーマにふさわしく、床には青々とした芝生が敷かれ、訪問客たちはベンチに座って「Candon」を使った料理を味わいながら談笑していた。DODRAMが準備したイベントを楽しんだり、写真を撮ったりする訪問者や案内係の姿も見られた。
MZ世代の趣向を狙うためにスタンプツアーも用意されていた。Falling in CANPINGの3つのプログラムに参加するたびにスタンプが押され、すべて集めると景品抽選に参加できる。ポップアップストアのあちこちに隠された「ヒドゥンQR」を見つけると、訪問者限定で「Candon」の新製品割引特典も受けられる。
目立ったイベントは「CANPINGフォトショット」だった。現場で写真を撮り、インスタグラムに投稿すると寄付が積み立てられる社会貢献プログラムだ。投稿1件ごとに30gのサムギョプサルが積み立てられ、10件の投稿が集まると「Candon」1缶が社会的弱者に届けられる仕組みだ。
Falling in CANPINGはオープン初日から700人以上が訪れるなど好調だ。
創立記念日である9日には、美食会「THEチトゥンデー」や訪問客を対象とした「Candon」新製品の特別割引も予定されている。
一方、DODRAMが協賛した「韓豚デーポップアップストア」は、ソウル市城東区聖水洞(ソンドング・ソンスドン)のXYZソウルで1~9日の開催だ。
DODRAM養豚農協のパク・グァンウク組合長は「お客様がDODRAMの品質と価値をより身近に感じ、特別な楽しみを得られるよう多彩なプログラムを準備したので、意味のある時間を過ごしてほしい」と述べた。
(c)news1