2025 年 4月 4日 (金)
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韓国・道路陥没2年で264件…なのに探知装置は全国にわずか10台、深部探査も困難

3月31日、ソウルの交差点で発生した道路陥没事故現場を確認するソウル市上水道本部の職員ら(c)news1

韓国全土で過去2年間に発生した道路陥没は264件に上る一方、これを事前に検出できる地表透過レーダー(GPR)装置は、全国にわずか10台しかないことが分かった。しかもこれらの装置は最大でも深さ2メートル前後までしか探査できず、より深い地中の異常兆候を捉えるのは困難だと指摘されている。

野党「共に民主党」のチャン・チョルミン(張哲敏)議員が国土安全管理院から提出を受けた資料によると、2025年3月時点で同院が保有するGPR装置は計10台にとどまっている。2024年は9台で、そこから1台増えただけだ。

保有する装置の内訳は、車道用RSVが4台、歩道用c-RSVが3台、共用調査用のGPR探査装置が3台。

地盤探査班の人員は2023年に9人だったが、2024年には12人に増員され、装置数も5台から9台に増加。点検実績も524件から601件へと増えた。

それでも事故の発生件数と比べれば、依然として装置は不足している状況だ。実際、2023年から2024年の2年間で全国において264件の道路陥没が発生し、そのうち94件(35.6%)はソウル・京畿道に集中していた。

地方自治体からの点検依頼から実施完了までに平均4カ月を要する現行の体制も課題とされる。2023年は平均157日、2024年でも120日かかっており、依頼から現地調査までが平均75日、その後の結果通知までが45日を要していた。

現行の装置はすべて「浅い地盤」までしか探査できず、深層の事前把握は事実上困難である。10台中、車両型装置の探査深度は1.5~1.8m、歩道型は0.6~1.5m、手動型は0.1m程度で、中心周波数500MHzクラスの装置が使用されている。

今回の江東区での事故や、2024年8月のソウル・延禧洞での事故も、いずれも事故の約3カ月前に事前探査が実施されていたが、異常は発見されなかった。

(c)news1

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