韓国のオンラインコミュニティ「ボベドリーム」に最近、車のバンパーとナンバープレートに挟まれたまま死んでいるキバノロ(朝鮮半島に生息する小型のシカ)の写真が掲載された。
ネットユーザーから「どうして事故に気づかなかったのか」と飲酒運転を疑う意見が殺到すると、車の所有者がその後、このコミュニティに投稿して「飲酒運転ではない」と当時の状況を説明した。
所有者によると、事故は20日午後0時30分~35分の間、大田(テジョン)市の高速道路で発生したという。帰宅途中、ジャンクション近くのくぼみを通った際、異音がしたという。大きい音ではなかったという。
高速道路だったため、タイヤの破裂を疑って空気圧だけ確認し、そのまま家に帰った。改めて車の回りを点検することもなく、車を降りて後方に歩いて自宅に入った。翌朝出勤する時も後方から運転席に向かったため、前部のキバノロに気づかなかった――という説明だ。
この所有者は普段通り、出勤しようとして、市内のセルフガソリンスタンドに立ち寄ったところ、スタンドの店主から「前に人形が挟まっているようだ」と言われ、初めてキバノロに気づいたという。役所に申告して、担当者とともにキバノロの死体を処理したという。
所有者は「飲酒運転ではない。ただ気づくのが遅れたために起きたハプニングだ」と釈明している。
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