韓国で、路地に落ちている現金を女性が拾って警察署に届ける姿がカメラ映像でとらえられ、公開された。
慶南(キョンナム)警察庁によると、最近、自転車の男性が路地を通行中、ポケットから数枚の紙幣が落ちたことに気付かず立ち去った。紙幣は通りがかった車に踏まれるなどしてボロボロの状態で道端に放置された。
その後、女性が紙幣を発見して足を止めた。しかし、どうしていいか分からず、周りを見回し、携帯電話のカメラで紙幣を撮影。しゃがんで紙幣を一枚ずつ拾い集め、歩いて行った。向かった先は警察署だった。
警察は落とし主を探すため出動した。管制センターと連携して自転車の男性を突き止め、本人に「現金を落としましたよ」と知らせた。
男性は当初「いや、何も落とした覚えはない」と話していたが、すぐに紛失が確認され、お金は本人の手に戻った。
遺失物を拾ったら警察署に届ける義務があり、申告しなければ占有離脱物横領罪で1年以下の懲役や300万ウォン(約33万円)以下の罰金や科料に処される可能性がある。
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