
韓国の宇宙航空庁と傘下の韓国天文研究院は、米航空宇宙局(NASA)の有人月探査計画「アルテミス2」に搭載された超小型衛星「K-RadCube」が正常に分離されたと発表した。
K-RadCubeは、米フロリダ州ケネディ宇宙センターから、NASAの宇宙発射システム(SLS)ロケットに搭載されて打ち上げられた。打ち上げは同日午前7時35分(日本時間)に実施された。
その後、第2段である極低温推進段(ICPS)からオリオン宇宙船が分離され、廃棄軌道投入のための機動を終えた直後の同日午後0時58分ごろ、高度約4万キロの地球高軌道でK-RadCubeの分離に成功した。
運用チームは今後、衛星との通信確立に向け、電力生成や送信機の稼働状況を確認する方針で、世界各地の地上局ネットワークを活用する。
キューブサット・高軌道ミッションの特性上、初期の姿勢安定化段階では通信が一時的に不安定になる可能性がある。このため、今後2日間は集中的な管制を続ける予定だ。
地上局ネットワークには、チリのプンタアレナス、米ハワイ、スペインのマスパロマス、シンガポールのインフラが活用される。
K-RadCubeは今後、有人宇宙探査における宇宙飛行士の安全確保や機器保護に役立つ基礎データの収集に取り組む。
(c)news1