韓国の光州(クァンジュ)地裁で8日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺)の罪に問われた被告(44)の第2回目公判が開かれ、事件のもみ消しを図ったブローカー(62)が自身の関与を暴露されることを恐れ、被告と被害者に示談を促していたことが明らかになった。
被告は2021年5~11月に株や暗号資産(仮想通貨)などに投資すればもうかるなどと虚偽の説明をし、投資家から約28億ウォン(約3億800万円)をだまし取ったとされる。この日の公判では、数十億ウォンの被害にあった告発者が証人として出廷した。
この事件を巡っては、被告から18億5400万ウォン(約2億340万円)で依頼を受けたブローカーが、検察と警察に事件のもみ消しを働きかけたとみられ、光州地検が検察捜査官と前現職警察官など10人余りを立件し、関連捜査を続けている。
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