韓国の裁判所の電算ネットが今年初め、悪性コードに感染していたことが確認された。北朝鮮ハッカーグループの犯行だという観測に対し、最高裁は「断定できない」としている。
裁判所行政処電算情報管理局が今年初め、セキュリティ点検中にサーバーの悪性コードへの感染を確認した。サーバーは訴訟書類などの資料が一時保存されるものだった。
一部メディアは北朝鮮偵察総局傘下のハッカーグループとして知られる「ラザルス」の仕業だと報道している。これに対し、電算情報管理局は「ラザルスとは断定できない」と説明した。
ハッキング攻撃で大量の訴訟資料や個人情報が流出したのではないかという懸念も出ているが、電算情報管理局は「クラウドに連結される通信の流れを確認したが、データの細部の特定ができないため、訴訟書類などの流出の有無を確認できない」としている。
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