韓国・大田(テジョン)地裁は22日、特定犯罪加重処罰法違反(運転者暴行など)や公務執行妨害などの罪に問われた60代のKAIST(韓国科学技術院)の教授に対する初公判を開いた。
教授は昨年12月30日、ソウル・江南でタクシーに乗って大田に移動中、何の理由もなくタクシー運転手の頬を殴り、肩を引っ張るなどの暴行を加えたとされる。
法廷に立った教授は、起訴事実を認めたうえで「当時、酒に酔っており、なぜそんなことをしたのかは覚えていない」と話した。「タクシー運転手と警察官に謝罪し、和解に向けて努力している」という。
弁護人なしで出席した教授は「法的に争う余地がない」として国選弁護人も希望しなかったが、裁判所は教授に弁護人選任を薦め、裁判を1日延期することを決めた。
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