2025 年 10月 13日 (月)
ホームライフスタイルビューティー韓国・著名政治家の娘が手がける化粧品ブランドに“特恵疑惑”…本人「特別扱い?一切ない」反論

韓国・著名政治家の娘が手がける化粧品ブランドに“特恵疑惑”…本人「特別扱い?一切ない」反論

チョ・ミン氏のインスタグラム(c)news1

韓国の革新系政党「祖国革新党」の非常対策委員長であるチョ・グク(曺国)氏の娘、チョ・ミン氏が運営する化粧品ブランド「CEROLABS」。2024年11月に立ち上げたばかりの新興ブランドでありながら、大手免税店「新羅免税店」に入店したことで「政治的な便宜があったのではないか」との疑念が一部で提起されている。これについて、チョ・ミン氏は10月1日、news1の取材に「正当な商業的契約手続きを経たもので、いかなる特別扱いや優遇もなかった」と強く反論した。

チョ・ミン氏によれば、CEROLABSは立ち上げ約10カ月で急成長を遂げたことにより、3社の免税流通業者(ベンダー)から同時に提携の打診を受けたという。実際に国内での販売は完売が相次ぎ、タイなど海外市場にも進出。2025年9月までの累積売り上げは15億ウォン(約1億6000万円)を超えている。

現在、CEROLABSは国内では自社オンラインモールのほか、ネイバー、カカオ、クーパン、Gマーケット、11番街など主要ECプラットフォームに入店済みで、今後はトスショッピングやロッテオンへの展開も予定している。海外では東南アジア最大級のEC「ショッピー」やアマゾンへの進出も計画中だ。

また、2025年にはタイでポップアップストアを展開し、これを契機に本格的な輸出を開始。すでにタイ・米国の食品医薬品局(FDA)、欧州CPNPの認証を取得しており、中国国家薬品監督管理局(NMPA)およびハラール認証の申請も完了している。さらに、米国、香港、ベトナムなど9か国で商標登録も進めている。

ベンダー選定においても、手数料率や契約条件を比較検討したうえで最終決定を下したと説明。これは化粧品業界における一般的な免税店入店の手続きに則ったものだという。

当初、複数の免税店への同時入店を希望していたが、契約先ベンダーから新羅免税店単独での取り扱いを条件とされたため、それを受け入れたとされる。この条件により、現時点では他の免税店での販売は制限されているが、契約終了後には販路拡大を検討する方針だ。

(c)news1

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