
韓国・進歩系政党「祖国革新党」前代表のチョ・グク(曺国)氏の長女、チョ・ミン氏が立ち上げた化粧品ブランド「CEROLABS」が、韓国国内でのヒットに続き、タイ市場への進出を果たした。
業界関係者によると、チョ・ミン氏はこのほどタイ現地で開催されたポップアップストアに出向き、製品を紹介しながら現地消費者の反応を確認したという。CEROLABSは現在、タイ以外の海外市場への進出も計画しており、認証手続きなどを進めている段階にある。
CEROLABSは2024年11月末、自社オンラインモールを通じて「ハイドレーションジェルクリーム」と「スージングトナー」を発売。ジェルクリームは発売からわずか13日で初回生産分5000個が完売し、再生産分も短期間で売り切れとなった。こうした人気ぶりを背景に、同ブランドは現在も「完売→再販→完売」のサイクルを繰り返している。
「クリーンビューティー(環境・倫理に配慮した化粧品)」として口コミで広まったCEROLABSは、最近ではカカオのライブコマースや地上波のホームショッピング番組への出演も予定しており、販路を急速に拡大している。また、免税店への入店も決まり、販売チャネルの多角化を図っている。
製品ラインナップも拡充されており、トナーやクリーム、リップバームに加え、マスクパックや日焼け止め、ビーチバッグなどのグッズも展開している。
CEROLABSは「自然との調和」「人との共生」を理念に掲げるクリーンビューティーブランドとして、動物実験をせず、環境に配慮したパッケージを採用。ブランド全体で持続可能な価値の実現を目指している。
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